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高級感あふれるSIMフリースマートフォン「Huawei Mate S」レビュー

約 9 分
高級感あふれるSIMフリースマートフォン「Huawei Mate S」レビュー

 

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盛り上がりを見せるSIMフリースマートフォン業界ですが、売れ筋はアンダー3万円台の端末が中心となっており、フラグシップモデルのような5万円を超える、価格帯の端末は未だ少ない状態です。

SIMフリースマートフォン業界を盛り上げるきっかけとなったメーカーの一つと言っても過言では無いHUAWEIは「Ascend P7」や「Ascend Mate7」それに「P8max」などといったフラグシップモデルも既に日本で販売しており、高額ではあるものの高いコストパフォーマンス性が評価されています。

そんな中、昨年の冬頃に国内にて投入された「HUAWEI Mate S」は、数少ない8万円台のフラグシップモデルということで話題を呼びました。価格競争が激化するSIMフリースマートフォン業界に一石を投じたと言っても過言では無いでしょう。

そんな「HUAWEI Mate S」を購入し、しばらく使用したためレビューをしていきます。

 

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レビュワーレーティング

‘性能’
48%
‘電池持ち’
67%
‘ディスプレイ性能’
70%
‘カメラ性能’
75%
‘持ちやすさ’
78%
‘コスパ’
65%
‘全体評価’
70%

※レーティングは執筆者の個人の点数です。

 

美しさが、止まらない

箱から漂う高級感

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箱にコストをかける必要性に関しては賛否両論あるとは思うものの、開封するときのワクワクは他のどんなことにも代えがたい瞬間です。HUAWEIの端末はパッケージングにもこだわりが詰まっていて、開封するだけでも感動を味わえるほどです。

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付属品は、充電器はもちろん、イヤホン、USBケーブルに手帳型の純正ケースまで至れり尽くせりですね。充電器も急速充電に対応したものとなっており、初心者でもこれだけ買えばなんとかなるので安心では無いでしょうか。

息をのむほど美しい本体

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箱が良くても中身がだめなら製品として意味がありません。Mate Sはここ最近のHUAWEI端末ではおなじみの金属ボディーとなっており手に持った瞬間のひんやりとした感触がたまりません。

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また、5.5インチという比較的大画面な端末なのですが、薄いボディーの角を丸く収めているため大きさを感じさせません。

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2.5Dガラスを採用したディスプレイは、指の滑りが非常に良くスクロールするだけでも感動を味わえるレベルとなっています。

特徴的な機能

指紋センサー

ここ最近の端末のトレンドとなりつつある指紋センサー。HUAWEIも「Ascend Mate7」での採用以降、ハイエンド~ミッドレンジ帯の価格のスマートフォンにまで意欲的に採用し続けています。

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まず、指紋センサーの重要なことは指を起きやすい位置にあるかという点。GALAXYやiPhoneのように前面の下部に配置したり、XperiaやRobinのように側面に配置するメーカーもありますが個人的には背面の真ん中よりやや上という位置に配置されていることがベストだと感じました。

次に重要なのは使い易さ。いちいちスリープ解除をしなければ指紋センサーが使えなかったり、指が傾いていると認証をしないなんてことがあるとせっかくの機能も使う気が起こらなくなりますよね。Mate Sの指紋センサーは読み取り速度が速く、スリープ状態でも指を置くだけでロックが解除することが可能。指が傾いていても認証できますし、多少濡れた手でもサクッと読み取れます。

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更に、指紋センサー上で特定のジェスチャーをすることにより通知バーを下ろすことやギャラリーでの画像のスライドも出来ます。特に通知バーを下ろす機能は片手での操作時に非常に役立ちます。

ナックルセンス

ドアをノックするようにスマホの画面を2回ノックすることでスクリーンショットが保存できます。更に、ノックをするときの手で画面上の範囲を指定することで指定した部分のみのスクリーンショットを保存することが出来ます。

その他にも、ナックルで画面上に「C」を描くとカメラが起動すると言った機能もあります。(※起動するアプリは変更することも出来ます。)

最初は馬鹿にしてた機能ではあるものの、実際に使ってみると遊び程度の機能では無いことを実感できるはずです。

撮るが楽しいカメラ

SNSの普及もあり、カメラをよく利用するかと思います。ごはんは美味しく、肌は美しく、景色は鮮やかに、暗所ではクリアに…と様々な条件に適応できるカメラが求められるのですが、中々簡単にはできないのが実情です。

Mate Sは1,600万画素のフロントカメラ、800万画素のライト付きインカメラを搭載。カメラ機能もセルフィーやグルーフィーに特化した「ビューティーモード」、夜景が驚くレベルで綺麗に撮れる「スーパーナイト」、ホワイトバランスからフォーカスなどといった細かい数値まで自分で指定できる「プロモード」など機能が充実しています。

録るも楽しいレコーダー機能

使う人が少ない機能なのかもしれませんが、Mate Sのレコーダー機能はミドルレンジのICレコーダー並の性能を持っているように感じます。

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音質は勿論、複数のマイクをスマートに使うことでステレオで録れますし、再生時は特定の方向の音のみを強調して再生することが可能なので、会議の後で聞き直す際にも便利です。

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少し、不満点があるとすると編集機能が充実して欲しいことと録音時の形式を選択できれば良いなと思いました。

 やはり便利なEMUI

Androidスマートフォンは独自機能をメーカーが盛り込むことが簡単な反面、UIが分かりにくく煩雑なものになってしまっているメーカーも存在します。HUAWEIのスマートフォンの大半にはEmotionUI(通称 EMUI)が採用されており、直感的に操作ができるシンプルさと惚れ惚れするような美しいUIを実現しています。

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例えばホーム画面ではアプリ一覧画面(ドロワー)が存在せず、インストールされたアプリはすべてホーム画面に並びます。一見iOSの模倣のように感じられるものの、使ってみるとiOSのそれとはまったく違うものであり、画面に並べられるアプリなどの縦横の上限を変更出来たり、画面変遷時のアニメーションやアイコンのテーマパック導入による見た目の変更機能などとユーザーの自由度も両立していることを感じられました。

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また、同じくホーム画面の機能として余計なものを省いたシンプルモードなるものも引き続き搭載。ガラケーのメニュー欄のようなアイコンが大きく初心者にも分かり易いUIになります。

ホーム以外にもEMUI独自の機能があります。例えば「スクロールショット」というスクリーンショット機能は表示しているページ全体をスクリーンショットできる機能です。流石に長すぎるページでは途中で終了してしましますが、ある程度の長さであれば簡単に保存することが出来るので非常に便利な機能です。

設定アプリも「一般」と「すべて」の2ペイン構成となっており、不慣れな人でも一般的な設定なら簡単にできるのもGoodですね。

不満点

どんなスマートフォンでも完璧なものは存在しません。それは使うユーザーによって求めるものが違うという事を考えれば至極当然なのです。Mate Sを利用して感じた不満点をまとめてみます。

価格の割に「Wi-Fi 5GHz帯非対応」

大半のフラグシップモデルであればWi-Fiの5GHz帯に対応している機種がほとんどであるのですが、Mate Sはなぜか非対応です。普段使う分にはあまり気にならないのですが、大容量データのダウンロードをする際は少し気になってしまいます。

電池持ちに不安

Mate Sは5.5インチの端末ですが2,700mAhというやや少ない部類のバッテリーを搭載しています。極端に電池持ちの悪さを感じるわけではないものの、もう少し電池持ちが良ければと感じることが数回ありました。

しかし、急速充電対応ということとバッテリー容量の少なさから充電速度は結構早いです。普通に使えば一日持つレベルなのでそこまで気にすることはなさそうです。

アップデートは…?

どちらかというとファーウェイ・ジャパン側の問題ではあるのですが、海外版のMate SではAndroid 6.0のβテストが開始されています。そろそろ正式版のAndroid 6.0も配信されると思います。

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国内では残念ながらどの機種がアップデート対象なのかという情報さえ公開されておらず、Android 6.0アップデート対象機種が公開されているASUSと比較すると少し残念です。

また、過去の状況を見ているとOSアップデートに対して「少なくとも」ファーウェイ・ジャパンは積極的では無いと思われます。国内で販売されたP7、Mate7といったハイエンド機でも海外版では行われたアップデートが国内では配信されていないからです。(※「少なくとも」としたわけはここ最近では改善されたものの、HUAWEI自体もあまりアップデートに積極的では無いと言う意見もあるためです。)

総評

なんだかんだと言いましたが、私はMate Sに満足しています。特に、非常に持ちやすく設計されたこの薄いボディーは感動するレベルです。

HUAWEI端末ならではの気遣いは勿論、スペック等にもあまり妥協を感じないフラグシップの名に恥じないモデルであるように感じます。

通常の販売価格は80,000円を超えるものの、Amazonのタイムセールでは50,000円台前半で販売されていることも時折あります。その価格ならコストパフォーマンス的にも悪くないかなというのが私の感想です。

 

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寄稿者

ライターこにこす
HUAWEI製品に関して自信のあるライターです。HUAWEI通信さんでも記事を寄稿しています。
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