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「P30 lite/Mate 20 lite/nova lite 3」に搭載されているKirin 710の実力は?旧モデルからの乗り換えは…?

約 7 分
「P30 lite/Mate 20 lite/nova lite 3」に搭載されているKirin 710の実力は?旧モデルからの乗り換えは…?
HUAWEI P30 liteに搭載されているミドルレンジSoCのKirin 710ってどうなの?という内容と、過去のHUAWEIスマートフォンから乗り換える価値ってあるの…?という記事です。

 

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Kirin 710について

Kirin 710はHuawei傘下のHiSiliconが製造しているSoCです。従来、Kirinは6**シリーズがミッドレンジ、9**シリーズがハイエンド向けとなっており、HUAWEI P9 lite以降、Kirin 65*シリーズで昨年夏までお茶を濁していたわけですが、さすがに他社のミッドレンジ向けSoCと比較すると劣る点も多かったために新たにKirin 7**シリーズが登場しました。Kirin 710はそのKirin 7**シリーズの最新のSoCとなります。

「Mate 10 lite / nova 2 lite /P20 lite」に搭載されるKirin 659の実力は?Huawei P9 liteからの乗り換えは必要?

仕様はCPUが2.2GHzのCortex-A73が4コアと1.7GHzのCortex-A53が4コアのオクタコア構成となっています。GPUはMali-G51 MP4 を採用しています。

下記の表では前のモデルとなるKirin 659と比較しています。Kirin 659は日本国内でも販売されているHUAWEI P20 lite/Mate 10 lite/nova lite 2等に採用されているSoCです。

Kirin 710 Kirin 659 Kirin 658
クロック周波数 2.2GHz+1.7GHz 2.36GHz+1.7GHz 2.1GHz+1.7GHz
コア数 4+4コア 4+4コア 4+4コア
CPUコア A73+A53
12nm
A53+A53
16nm
A53+A53
16nm
GPU Mali-G51 MP4 Mali-T830 MP2 Mali-T830 MP2

クロック周波数自体は下がっているものの、プロセスルールの微細化がされていたり、アーキテクチャの世代が新しくなったことで性能の向上を図っています。

ベンチマーク

端末の性能を数値化するベンチマークアプリ(AnTuTuベンチマーク)を利用してみた結果がこちらです。左がKirin 710を搭載したMate 20 lite、右がKirin 659を搭載したnova lite 2となっています。CPUが1.5倍、GPUが2倍近いスコアを叩き出しています。

いずれも30,000円台の端末に搭載されているSoCですので、数年でどれほど成長したかが見て取れます。

CPUの性能を数値化するGeekbench 4の結果がこちら。左右はAnTuTuベンチマークの画像と同じ並びになっています。

あくまでもベンチマークは端末のSoCをフルに利用した際の数値であり、常に前述のスコア通りの動きをすれば電池も大幅に消費します。一概にスコアが高い=快適とはいえない(チューニング等で変わることもある故)のですが、少なくともP20 liteやnova lite 2よりかはP30 liteやnova lite 3の方が快適であるのは確かかと思われます。

実際、どれくらい使える…?

保険をかけるつもりは全くないのですが、人には人の使い方がありますので一概に言えないというのが正直な感想です。それ故に、あくまでも個人的な感想となることをご理解ください。

Kirin 659の端末が全く使えないというつもりはありません。例えばP20 liteはブラウジングやSNS程度であれば動作するでしょう。なのでKirin 659搭載端末は買うなというつもりではないのですが、正直なところKirin 710の端末を使ってみるとKirin 659との違いはよく分かります。

ゲームさえしなければKirin 659でも大丈夫!とよく言われています。P20 lite等をおすすめしているブログなんかでは大抵3Dゲームさえしなければといった売り文句で紹介されているでしょう。しかし、ブラウジングやSNSが”快適に動作する”かはまた別のお話です。

実際に何が違うかというと、タスクの切り替えの瞬間(例えばアプリ間を行き来したり、SNSのリンクを開いたりといった動作)や、単純なブラウジングでのスクロール、マップの動作などKirin 710を搭載した端末はKirin 659を搭載した端末に比べて快適なのです。

ぶっちゃけた話、3Dゲームは期待しない方が良いでしょう。前述の”スムーズに動作…”とはいえKirin 710はミッドレンジ帯のSoCだからです。快適に3Dゲームをしたいのであればハイエンド端末、強いて言えばiPhoneを買っとけば大きな問題が無いと思われます。

そのほか、カメラ周りの動作が鈍かったり、プレビュー画面がカクカクしたりといったミッドレンジであるが故の限界は随所で感じられるでしょう。それは単純にSoCだけが悪いわけでもなく、SoC側の制限でストレージがUFSに比べて読み書き速度の遅いeMMCである事など、ミッドレンジ帯のモデルという事でそれぞれのパーツが安価なモノに置き換えられるからです。

とはいえ、ゲームなんかする余裕のない現代社会を戦う戦士たちにはKirin 710でも問題は無いでしょう。私もその中の一人であることは言うまでもありません。

結局、この章を締める言葉は「3Dゲームをしないのであれば概ね問題なし」なのです。この言葉、意地でも使いたくなかったんですけどね。

Kirin 710を搭載した端末は買い?

P30 liteやnova lite 3、MediaPad M5 lite 8インチモデルはアリだと思います。Mate 20 liteは特に強いこだわりがないのであればP30 liteで良いような気がします。販路が限られてますしね…。

買い換えるべき…?

HUAWEI P9以前のスマートフォンからなら確実に乗り換えても良いでしょう。乗り換えをおすすめする機種は以下の通りです。

  • HUAWEI P9/P9 lite/P8 max/P8 lite/Y6/GR5/G620S
  • honor 8/honor 6 Plus
  • HUAWEI nova/nova lite
  • LUMIERE(503HW)
  • HUAWEI Mate S/Ascend Mate 7

これらは既に発売から数年経過しているためにOSが古かったり、各種アプリの動作が重かったりするかと思われます。特に廉価モデルであるliteがつく機種に関しては乗り換えを検討する価値もあるかと思います。

HUAWEI P9やhonor 8に関してはベンチマークスコア自体は大差ないものの、とはいえ3年ほど経過しているわけですからHUAWEI P30 liteの方が快適であることが想像されます。カメラ画質に関してはなんともいえません。

それ以降のモデルでも

  • HUAWEI P10 lite/P20 lite
  • HUAWEI nova 2/HUAWEI nova lite 2
  • HUAWEI Mate 10 lite

これらのKirin 658/659を搭載しているスマートフォンから乗り換えても十分快適だとは思われます。もちろん、上記の端末で問題ないのであれば無茶に乗り換える必要は無いかと思いますがね。

タブレットは…?

タブレットに関しては正直なところ使い方がスマートフォン以上に人によって異なるのでなんともいえません。MediaPad M5 lite 8インチモデルは割と安価ですのでとりあえず買ってみれば良いと思います。

結論:買ってから悩もう。

こんなこと言っちゃいけないと思いますが、アリかなと感じたのであればとりあえず買ってみれば良いのではないでしょうか。

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