
中国のスマートフォンメーカーVivoが新製品となるVivo X20 Plus UDを発表しました。特徴はなんといってもディスプレイ内に指紋センサーがあるということで、普段通りにタッチパネルに触れているだけで指紋認証をすることが可能となりました。スペックは下記の通り。
Android OS | Android 7.1 |
ディスプレイ | 6.43インチ Super AMOLED 2160 × 1080 (FHD+) |
SoC | Snapdragon 660 2.2GHz*4+1.8GHz*4 |
RAM | 4GB |
ROM | 128GB |
アウトカメラ | 1200万画素(デュアルピクセル) +500万画素 |
インカメラ | 1200万画素(デュアルピクセル) |
ネットワーク | 2G GSM :GSM850/900/1800/1900MHz 2G CDMA: 800MHz 3G CDMA EVDO:800MHz 3G TD-SCDMA:1880/2010MHz 3G WCDMA:850/900/1900/2100MHz 4G TDD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41 4G FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B8 |
サイズ | 165.2mm*80.02mm*7.35mm 重量: 183.1g |
バッテリー | 3,905mAh |
その他 | 画面内指紋認証機能 DAC(ES9318)搭載 |
スペックを見る限りでは今のミッドハイ端末に相当しますね。とはいえ、Snapdragon 660は2016年のハイエンド向けSoCであるSnapdragon 821並のCPU性能があるので多くのユーザーが使って不自由に感じるシーンは無いかと思います。
オンスクリーンな指紋センサー
昔々の話ですが、アプリストアに画面に指紋センサーを搭載できるアプリなんていうのがありました。それは言うまでも無くジョーク、もしくは怪しい動作をしてしまうアプリだった訳なんですが、Vivo X20 Plus UDは実際に指紋センサー(Clear ID)がディスプレイの下に搭載されています。
これにより、タッチパネルへ触れるだけでロックが解除することが可能になりました。これは世界初とのこと。
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難点としてはやや認証速度が落ちるといった点や、保護フィルム、保護ガラスによって利用が出来なくなる恐れがあると言ったことが挙げられています。とはいえ、今後の普及によっては保護フィルムが「指紋認証対応」を謳う時代が来るのかもしれませんが。また、付属品に保護フィルムがあるため、こちらは指紋認証に対応しているということなんでしょう。
もちろん、他人の指紋もしくは猫の肉球には反応しません。そういえば、指紋センサー搭載スマホが出た際には色々な物を指紋として登録する人がいましたがVivo X20 Plus UDでもそのようなことは出来るのでしょうか。気になりますね。
また、Face Wakeという顔認証機能も搭載。最短で0.1秒と早いロック解除が可能です。
カメラやオーディオ
フロントカメラは1200万画素とここ最近のセルフィー需要へ対応した物となって居るのですが、ただの1200万画素のカメラではなくデュアルピクセルの1200万画素となっており、より明るい画像を撮影することが可能です。
メインカメラも1200万画素のデュアルピクセルカメラ、そして500万画素のサブカメラという構成のデュアルカメラとなっています。
ES9318というDACを搭載しており、より良いオーディオ体験が可能となっています。この辺はVivoらしさが感じられますね。
新しい指紋センサーの先駆けとなる一台
多分、このような指紋センサーを画面の下へ埋め込むスマートフォンは今後徐々に増えていくかと思われます。そんな新たな流行の先駆けとなる一台がVivo X20 Plus UDでしょう。
精度やアクセサリとの相性といった懸念は有りますが、そういった点は今後の進化と共に改善されていくことかと思います。是非使ってみたい一台ですね。
Source:Vivo