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「Mate 10 lite」に搭載されるKirin 659の実力は?Huawei P9 liteからの乗り換えは必要?

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先日発表され、国内での販売が迫るHUAWEI Mate 10 liteに搭載されているKirin 659とはどういったSoCなのでしょうか?色々と調べてみました。

 

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Kirin 659について

Kirin 659はHuawei傘下のHiSiliconが製造しているSoCです。Kirinは6**シリーズがミッドレンジ、9**シリーズがハイエンド向けとなっており、記事執筆現在では6**シリーズの最新モデルとなります。Huawei nova2が初の採用となっており、その他にhonor 7Xやhonor 9i、Huawei Mate 10 liteに搭載されています。

スペックはCPUが2.36GHzの4コアと1.7GHzの4コアのオクタコア構成で、いずれもCortexーA53となっています。GPUはMali-T830 MP2 を採用しています。

下記の表では前のモデルとなるKirin 658と比較しています。Kirin 658は日本国内でも販売されているHUAWEI P10 lite等に採用されているSoCです。

Kirin 659 Kirin 658
クロック 2.36GHz
+1.7GHz
 2.1GHz
+1.7GHz
コア数 4+4コア 4+4コア
CPUコア A53+A53
16nm
A53+A53
16nm
GPUコア MaliーT830 Mali-T830

各種ベンチマークでのスコア

内訳 スコア
総合スコア 6.2~6.3万点
3Dスコア 1.0万点
UXスコア 2.6万点
CPUスコア 2.1万点
RAMスコア 5000点

※Antutu Benchmarkテスト
※ちなみにGeekbench 4…シングル 約900点 /マルチ 3600点

Source:NOTEBOOKCHECK

前モデルとなるKirin 658(Huawei P10 liteへ採用されているもの)より4%ほどスコアが高いとされていますが、グラフィック関連のベンチマークでは差が見られないため基本的にKirin 658のクロックアップ版かと思われます。

Qualcomm SnapdragonではSnapdragon 625(ASUS ZenFone 3 /  ZenFone 4 Selfie Pro)が性能的に近いのですが、AnTuTu Benchmarkでは3Dスコアが2000点程劣ってしまいます。UXでは3000点、CPUでは1000点ほど勝っている物のこれらがどれほどの差を生むかは正直未知数です。

どれくらい使える…?ゲームは出来る…?

※Kirin 659に比較的近いと考えられるKirin 658での動作を元に書いています。実機を使った上での分とならないことをおことわりさせていただきます。

まず、一般的なTwitterやブラウジング、メールやメッセージアプリに関しては特に難なくこなせます。使っている端末がRAM 3GBということもあり、ブラウザのタブをたくさん開いたり、いろんなアプリを行き来する…といった使い方をするとアプリの再起動やブラウザーの再読み込みなどが起こりますが、Mate 10 liteでは4GBのRAMを搭載しているのでその辺の不満はかなり解消されるかと思われます。

次に、ゲーム。スマホゲームの中でも負荷が比較的大きいとされるアイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)を検証用に一時間(のはずが二時間)程プレイしてみました。プレイしての感想は以下の通り。

  • 3Dリッチ…PV/実プレイ共にカクカクとしてしまうシーンが多発。
  • 3D標準…PVは特に問題なし。実プレイはプチフリーズ的な現象が稀に起こる。
  • 3D軽量…PV/実プレイ共に大きな問題は無し。
  • 2Dリッチ…PV/実プレイ共に大きな問題は無し。
  • 2D標準…PV/実プレイ共に大きな問題は無し。
  • 2D軽量…PV/実プレイ共に大きな問題は無し。

また、この他にタップ音の遅延が若干気になりました。プレイ時にはOFFにした方が快適に出来るかもしれません。

Huawei Mate 10 liteは買い…?

スペック的に言えばHUAWEI P10 liteのストレージ、メモリ周りの増強版といった印象がしてしまうこともありサイズ感やカメラに強いこだわりが無いのであればHuawei P10 liteを選んだ方が安価に購入が出来るでしょう。また、Huawei P10 liteにはWi-Fiの5GHz対応/au VoLTE対応/CA(キャリアアグリゲーション)対応といったアドバンテージがあり、その辺も上手に考慮してみるのが良いかと思います。

しかし、カメラ周りはHUAWEI P10 liteより大きな差がありますし、何よりも6インチでかつ持ちやすいという点はHuawei P10 liteには無いポイントとなります。そこに惹かれているのでしたらHuawei Mate 10 liteは選択肢の一つとして良い存在かと思います。

入手を急がないのであれば、12月8日開催予定のAmazonのサイバーマンデーセールやgoo SIM Sellerといった安売りの常連をチェックしたり、各MVNOのセット価格などにも注目してみるのも一つの手ですね。

買い換えるべき…?

同じHUAWEIのスマホを使っているんだけど、買い換えるべきなのか…という点は確かに気になるかと思います。あくまで個人的見解となってしまうので、「そうするべき」と断言する物ではありません。あしからず。

買い換えるべき!と思う端末

honor 6 Plus…重さ、厚さ、幅はほぼ変わりません。縦に6mmほど長くなります。LTEの対応Bandの差はかなり大きく、普段docomoやdocomoのネットワークを利用したMVNOを利用しているのなら乗り換える価値はあります。画面サイズは縦長になる物の6インチと大きくなり、マルチウィンドウ機能が利用出来ます。性能に大幅な差があるかと言われると悩みますが、OS的の差はあるので基本問題ないかと思われます。RAMも内蔵ストレージも増えるほか、指紋センサーも搭載され文句無しでは無いでしょうか。

Ascend Mate 7…アスペクト比さえ異なれど、6インチをキープしたままカメラ性能の向上や指紋センサーの早さには感動できるはずです。RAMが倍に、内蔵ストレージは4倍に増えているのも使用時のストレスも抑えられるかと思います。大画面を生かせるマルチウィンドウもMate 7のメーカーが独自実装した物と異なり多数のアプリで利用出来るほか、アスペクト比がより縦長であるため、マルチウィンドウ機能を利用時の使いづらさも軽減できるはずです。

HUAWEI Mate S…OSバージョンもAndroid 5.1と流石に厳しいので乗り換える価値があると思います。最薄部の薄さなどでは劣ってしまう物の、横幅は0.1mmの差ですし、縦も6mm長くなる程度です。操作感の大幅な向上は望めない物の、OS差やRAMの差、電池持ちには期待が出来ます。

HUAWEI GR5…こちらもOSバージョン的に乗り換えを検討する価値があります。厚さ、横幅はMate 10 liteの方が微妙に薄く短いですし、縦の長さは5mm増す程度です。カメラは勿論、指紋センサー、RAM、内蔵ストレージ等はMate 10 liteの方が優れています。

Huawei デュアルカメラ搭載「HUAWEI GR5 2017」を発表

買い換えを検討する価値はあると思う端末

  • Ascend G620S
  • Ascend G6
  • HUAWEI Y6
  • HUAWEI P8 lite
  • HUAWEI P9 lite

これらは性能面や使い勝手等での向上は見込めるものの、サイズ感が変わってしまうこともありHUAWEI P10 liteの方が良いということもあり得ます。

HUAWEI P8 max…サイズに満足しているのであればZenFone 3 Ultraも検討してみることをオススメします。

買い換える必要は無いと思われる端末

  • HUAWEI P9
  • HUAWEI P10
  • HUAWEI P10 Plus
  • HUAWEI Mate 9
  • honor 8
  • honor 9

これらはMate 10 liteよりも性能は高く、そこまで乗り換える価値はないと思います。

  • HUAWEI nova
  • nova lite
  • HUAWEI P10 lite

これらは、性能に大きな差は無いほか、逆に買い換えるとディスプレイサイズも大きくなります。

なお、冒頭でも触れたとおりであくまで筆者の個人的見解でありP10を使っててもインカメラに惚れ込んだとか縦長ディスプレイは必須!といった考えならそれを尊重するべきだと思います。

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