
今回はミスターカード株式会社より同社の「REMAX」ブランド Bluetooth モバイルヘッドホン「RB-200HB」のブラックをご提供いただきましたので、そちらの使用感をレビュー。
商品概要
合計三色を揃えたBluetooth ポータブルヘッドホン。約10時間稼働や自然なフィット感のイヤーパッドなどが特徴的な製品です。
以下、仕様です。
会社名 / ブランド | ミスターカード株式会社 / REMAX |
商品名 | Remax RB-200HB Bluetooth Headphone |
Bluetooth | バージョン 4.1 |
通信可能距離 | 約10 m |
連続使用時間 | 約10時間以上 |
待機時間 | 約30日 |
充電時間 | 約2時間半 |
バッテリー | 300 mAhリチウム電池 |
ドライバーユニット | 40 mm |
質量 | 約160 g |
価格 | 3,980円 (Amazon.co,jp 2017年11月現在) |
商品特徴
- 10時間以上と、長時間使用できるバッテリー
- 今話題のiPhoneXより軽い、約160 gの本体質量
- 圧迫感の少ない密閉式イヤーパッド
- 疲れにくい自然なフィット感
- 40 mmドライバーユニット採用
- 折りたたみ機構の採用
2017/11/21 追記
商品を取り扱っているミスターカード株式会社によると、本商品はHi-Fi、並びにハイレゾオーディオにも対応をしているようです。
いざ開封
パッケージデザインですが、本体が記載されているのみでシンプルに仕上がっています。
背面にはちょっとした英語での説明文。シュリンクには正規代理店取扱の証である日本語での説明文が貼り付けられています。
では開封。上に引っ張り上げる形のパッケージでした。開けるとすりガラス状の中蓋が被せられており、質感が良さげです。
中蓋を取ると、本体がさっそく登場。中央にロゴが打ってあったりと、プラスチックながら、高級な感じのパッケージに仕上がっていました。なお、この下に付属品やマニュアルが挿入されています。
パッケージには以下のものが入っています。
【同梱物】
- 本体
- AUXケーブル
- USB Micro Bケーブル
- マニュアル(中国語 / 英語)
- 製品保証書
- 認定書
付属品としては可もなく、不可もなく一般的。欲を言えばキャリング用の薄手の袋などを用意してくれても良かったのではないかと感じました。電源をつけてBluetoothペアリングをするだけなので、特にマニュアルは必要ないとは感じましたが、やはり日本語のマニュアルが挿入されていないことは残念でした。
日本語マニュアルの挿入が難しい場合は、ホームページへの二次元バーコードを記載するなど、対応は色々できるはずなので、ここは今後の改善に期待です。
本体外観
今回はブラックモデルをご提供頂きました。とは言え黒一色ではなく、イヤーパッドや頭に当たる部分はブラウン、側面はシルバーといったカラーリングになっています。デザインのファーストインプレッションとしては、機械のようなゴテゴテしさがなく、日常の洒落た服や生活に溶け込みそうな色合いやスタイル。
操作パネルは右側(下記画像参照)に付いており、上部が再生・停止・着信ボタン、手前が先送り・音量上げ、奥が巻き戻し・音量下げです。必要十分な操作系統です。なおここでの音量上げ / 下げはペアリングしている端末での音量ではなく、ヘッドホンで設定する音量のことになるので注意です。
左側には特に何もなし。
側面部のデザインとしてはヘアライン加工がなされた金属が用いられ、ちょろっと文字が印字されています。
なお、下部には右耳側のところに充電用のUSB Micro Bメスと、AUXメス、マイク、ステータスランプが位置しています。
ちなみにですが、電源をつけると青色に。ヘッドホンを装着している最中は見えないので特に気になりません。
イヤーパッドは押し当てる形の密閉方式。このタイプのヘッドホンは耳全体を押し付けて密閉を行うため、通常側圧が強く耳が痛くなりやすいですが、柔らかめで、空気抜けも悪くないです。
また、頭に当たる部分については毛が立つような素材のPU素材が用いられ、肌触りが良いです。まあ頭で触感はほぼわかりませんが(笑)
イヤーパッドについては二箇所の可動領域にて耳にフィットさせます。ここは金属が当たって軋む音とかがするのではないかと不安に感じていましたが、そんなことはなく非常にスムーズに動きました。
ヘッドホン上部には黒のレザー調生地にREMAXのブランドロゴ。
簡単便利な折りたたみ機構
こちらの商品ですが、ポータブルヘッドホンとのことでもちろん折りたたみも可能。イヤーパッド自体は平面方向にならないものの、非常にコンパクトに収まっています。
手で持っても、手に収まる程度の大きさまで小さくなっており、持ち運びにおいて不便はなさそう。
ちなみにですが、この状態で秤量を行ってみたところ153 gと公表値である160 gよりも軽い結果が得られました。160 gでも十分軽いなと思ってたのですが更に軽くて嬉しい誤算。
実際に日常的に使ってみる。
というわけで実際に使ってみました。使っていく中で良い点、悪い点様々に出てきたので、それぞれをご紹介。なお、首にかけるとこんな感じ。日常使いにもうまく溶け込むスタイルでいい感じです。側面デザインのヘアライン加工については賛否両論ありますが、個人的にはスタイリッシュなデザインと感じているので良です。
良い点 6つ!
折りたたみによる、非常に高いポータビリティ
まずはこちら。すごくわかりやすいですが、やはりbluetoothなどの無線ヘッドホンについては折りたたみ機構は必須と考えられます。イヤーパッドが平行になるだけで、結局のところ大きさは全く変わらないような折りたたみ機構のような簡易収納ではなく、きちんと中に折り込めて収納できるため、ここは非常に評価。以前紹介した同社の「Double 525 Pro」にもすんなり収まる形状になっています。
12時間ほど持つバッテリー
バッテリーは公証で10時間以上持つとのことでしたが、実際に使用してみるとほぼ12時間ほど使用することができました。また、日常的に少ししか使用しないような人であれば2週間そのまま使用しても全く問題無い程度です。(私自身公共交通機関を全く使用しないため、連続使用時間が短くなるのですが1週間で約50%のバッテリー利用で済んでいました。)
耳が痛くなりにくい側圧
ここが個人的に一番重要と考えるところ。ポータブルヘッドホンはその用途のせいもあってか、密閉性が非常に重視された仕様になっていることが多いです。そのため、市販されている多くのヘッドホンにおいては、耳に完全にフィットさせるために側圧を強めることでこれを達成していることが多いです。しかし、この商品においてはイヤーパッドがうまく耳にフィットしており、強い側圧が感じられませんでした。
実際に約2時間の連続使用ぐらいなら耳に痛みは出ませんでした。また、蒸れやすさなどについては一般的なものぐらいでした。
きしみ音がほぼ0
私自身、今まで使ってきたヘッドホンの感覚として、金属を用いた調整機構を持つ商品については耳に当てる際に、イヤーパッド付近で金属の軋む音がすることが多く感じられました。しかし、この商品についてはこのきしみ音がなく、非常にいい感覚のまま使用することができました。
やっぱり便利Bluetooth
そして最初からわかっていたことですが、Bluetoothヘッドホンは非常に使いやすかったです。また、今回のヘッドホンでは全く途切れることがなく、音の遅延なども確認することができませんでした。そのため、安定性に関しても十分な仕上がりになっていました。
クリアで聞き取りやすい音質
音質に関してはドンシャリと言った感じではなく、中音~高音にかけての音の抜けが良く聞き取りやすい音に仕上がっているように感じました。その為、ダブステップなどが聞きたいと言った人に関しては少し不満があるとは思いますが、一般的なpopソングやジャズソングなどでは非常にきれいな音質になっていました。また、音量に関しては普通に聞く分には音割れもほとんどなく、十分な仕上がりになっていました。
悪い点 4つ!
折りたたみ時に金属が触れ合う嫌な音
これは素材上仕方ない部分とは思いますが、折りたたみを行った時に側面の金属同士が当たることで非常に不快な音が発生することがあります。これ自身は折りたたんで鞄の中などに入れている際には問題ありませんが、一瞬だけ「キッ!」と音がなるところが少し残念。
調節しづらい金属の長さ調節
イヤーパッドの位置についての調節は金属のバーを上下させることで調整します。これにはクリック機構なども搭載されていないため、良く言えばシームレスに、悪く言えば歯切れ悪い長さ調節になってしまっています。若干左右で長さが違ったりして不格好になってしまうことは否めません。まあ装着後直せば済むのですが…
操作しづらい音量上げ / 下げ
ここが個人的に一番わからなかった点。マニュアルには短いプッシュで、音量上下ができると記載されていましたが、実際には1秒ほど押して放す。を繰り返すことで音量上下ができます。その為、音がでかい!とか小さい…となった時に手元ですぐに、ポチポチ押して調節ができないのは辛いですね。ここは改善してほしいと感じるところ。できるならば本体の音量調節と同期できるのがベストですね。
一回指すと面倒なAUXケーブル
あとこのヘッドホン。AUXケーブルを使用することで通常のヘッドホンと同様に使用することができます。この点に関しては汎用性があるので良いですね。しかしながら、一番の問題はAUX接続を行った後、切断すると自動的にBluetoothの接続先に再接続されません。勝手に再接続され、自分の意図しない端末に接続されないことは大丈夫なのですが、再接続するには端末側で接続を行ってやる必要があります。この点に関しては、めんどくさいの一言。不具合とかではない分、余計にどうにかならないかなぁと感じるところ。
総評「手軽に使えるスタイリッシュなポータブルヘッドホン」
今回レビューした「REMAX RB200-HB」いかがだったでしょうか。私個人が気になっていたイヤーパッドについては非常に感覚がよく、使い勝手の良い商品になっていました。また、音質についても低音を重要視しないのであれば、十分に使用することができるものに仕上がっていました。ポータビリティに関してはほぼ満点。
しかしながら折りたたみ時の金属音や、ボタンの使いにくさ、再接続時の挙動など、後ちょっとというところで手が届いていないことが惜しかったです。ここは今後の改善に期待したいところです。
製品ページ:Remax 200HB