
HUAWEIはマレーシアにてアスペクト比18:9のFullViewディスプレイを搭載し、前後共にデュアルカメラを採用したHUAWEI nova 2iを発表しました。なお、この機種は中国国内にてMaimang 6として既に発表済みであり、また型番やリーク情報等からMate 10 liteとして他国にて展開されることが予想されています。
マレーシアで販売されており、公式の直販サイトでは1299マレーシアリンギット(約34,500円)で販売されています。
Android OS | Android 7.0 独自UIとしてEMUI 5.1を採用 |
ディスプレイ | 5.9インチ(1080×2160) IPSディスプレイ (FullView) |
SoC | Kirin 659 2.36GHz*4コア + 1.7GHz*4コア |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
アウトカメラ | 1300万画素+200万画素(深度測定) デュアルカメラ |
インカメラ | 1300万画素+200万画素(深度測定) デュアルカメラ LEDライト |
ネットワーク | FDDーLTE B1/3/7/8/20 WCDMA B1/5/8 GSM B2/3/5/8 |
サイズ | 75.2*156.2*7.5 mm 164g |
バッテリー | 3240mAh |
その他 | 指紋センサー イヤホンジャック |
特徴
FullViewディスプレイ
GALAXY S8やLG G6、iPhone Xなど徐々に普及しつつある縦長なディスプレイをHUAWEIもついに採用しました。18:9というアスペクト比によって、マルチウィンドウ機能を利用する際には各アプリがより広い範囲で使うことが可能になるり、画面内で扱える情報量も増えます。
今後はこういったデバイス向けへ18:9の映像コンテンツ等の配信も増えていくかと思うので、一時期若干流行った3Dディスプレイよりかは将来性があるかと感じられます。ちなみに、画面上部には切り抜きはありません。
前後にデュアルカメラ搭載
デュアルカメラが普及しつつある昨今ですが、まだ前後にデュアルカメラとなると採用例は余り多くはありません。どこぞのメーカー風に言えばクアッド(4)カメラ搭載と表現も出来るのでしょうか。
前後共にメインカメラ1300万画素と深度測定用の200万画素という構成になっており、ボケ具合に良い影響をもたらしてくれるでしょう。インカメラ側にもLEDライトを搭載しているのでセルフィーやグルーフィー(別のメーカーの言葉を借りるとウィーフィー)なんかにも活躍してくれるはずです。
ネーミング問題
触れるか否かで悩みましたが、このnova 2iと同じモデルが中国ではMaimang 6として既に発表済みです。このMaimangシリーズは基本的に中国オンリーでの販売なのでここのネーミング差は仕方ないかもしれません。
ちなみに、今後発表されるであろうMate 10 liteの開発コードはRHONEだとされています。Maimang 6はRNE-AL00、nova 2iはRNEで始まる型番とされており、Mate 10 liteがnova 2iと同じモデルで有ることが予測されます。相変わらずですが厄介なネーミング問題が今後も続きそうです。
更に、同等のモデルがインドにてhonor 9iとしてリリースされており。Maimang 6=nova 2i=honor 9i=Mate 10 liteというとんでもない方程式が生まれています。
総評:いよいよHUAWEIも、期待が高まるFullViewディスプレイ
私個人としてはFullViewディスプレイは余り好ましくありません。縦長になることによって片手での操作性が落ちてしまうのではないかと感じているからです。
しかしながら、GALAXY S8やLG G6、iPhone Xと採用例が増えているこの手のディスプレイは今後のスタンダードとなっていくことも考えられます。となるとこのアスペクト比へ最適化されたコンテンツも増えていきますし、既にそれらに最適化された映像コンテンツを配信しているサービスも存在しています。
Mate 10が気になる今日この頃では有りますが、こういったミッドレンジモデルも画面やカメラでの差別化が進み面白くなっていきそうですね。
Source:公式ページ