
HUAWEIがグローバル展開中のフラッグシップスマートフォン「HUAWEI P10」をお借りする機会があったのでご紹介します。今回は特にP9とP10との比較をしてみたいと思います。
Android OS | Android7.0(EMUI 5.1) |
ディスプレイ | P10…5.1インチ(1920*1080)IPSディスプレイ P10Plus…5.5インチ(2560*1440) |
SoC | Kirin 960(2.4GHz*4コア+1.8GHz*4コア) |
RAM | 4/6GB |
ROM | 64/128GB |
アウトカメラ | 2000万画素(モノクロ)+1200万画素(カラー) |
インカメラ | 800万画素 |
ネットワーク | 対応バンド:モデルによって異なる為割愛 4x4MIMO対応 |
サイズ | P10…145.3*69.3*6.98mm/145g P10Plus…153.5*74.2*6.98 mm/165g |
バッテリー | P10…3200mAh P10Plus…3750mAh |
その他 | USB Type-C/防水(Water resistance) |
HUAWEI P10はiPhone 6sとiPhone 7を足して2で割ったような背面デザインをしています。アンテナラインなんかはそれを意識させてくれます。丸みを帯びており、P9よりも柔らかい印象を抱きました。
HUAWEI P10の指紋認証センサーは背面から前面へと移動してますが、物理ボタンではありません。また、Galaxy S7のように押し込んでから指紋認証するよりは、P9と同様に触れた瞬間にロックが解除される認識で間違いありません。

背面に指紋認証センサーがなくなったこともあり、HUAWEIのロゴを主張させています。ユニボディの質感はP10とP9でそう大きく違いはありませんが、エッジ部分はP10のほうがカーブしており、握りやすさにおいて確実に向上しています。

P9とP10で底部分に大きな変化はなく、全くもって同じ設計といって良いでしょう。マイクの位置、イヤホンジャックの位置、ネジの穴など、変化ありません。

前面も同様にP10のほうがP9よりもスマートですが、配置は基本的に変化なし。

HUAWEIの弱点ともいえるベゼルですが、P10では確実に進化を遂げており、ベゼルは狭くなっています。ここまで狭くなっても完璧とまでは言えませんが、マシなレベルまで改善されています。

各種ボタンですが、加工や配置に変化はありません。
カメラUIですが、P9とP10で突出して違う部分というのは実はなく、P9からの操作感やUIはそのままです。EMUI 5.1と呼ばれる独自UIをP9とP10は採用しているため、そういったUIは機種ごとに違いはないということでしょう。
ビューティーモードが消えてしまったことに、ITジャーナリスト Ayanoさんは残念がっていました。
良くも悪くも見た目の進化はほとんどありません。形や指紋認証センサーの位置が変わった物の、カメラUIやイヤホンジャック、マイクの位置、物理ボタンの位置含め、HUAWEI P9をそのまま引き継いでいる形です。あえて変えないことで、機種変更の際の新しい操作を覚える必要が無いという点では評価したいところ。ただし、P9から新しい物を求めてP10を購入することを検討しているユーザーにとっては感動の少ない平凡な機種になりそうです。それでもP9ライクな部分が数多くあり、P10はP9の良いところを引き継いだ正統進化モデルといえます。
ワイドアパーチャ作例
時間がなかったため、参考になるような画像は撮れませんでした。ワイドアパーチャの精度はP9とそう大差なさそうです。