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【レビュー】1万円の超低価格スマホ「アルカテル PIXI4」はポップな見かけとは裏腹に上級者向け?

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昨年も日本国内においても、SIMフリースマートフォンが数多く登場しました。なかには一機種出したのち、日本市場から撤退してしまうメーカーや、完全に記憶から忘れされてそうな端末もありましたが、今年も様々な端末が販売され、さらなる盛り上がりを見せてくれることを期待しています。

王道を征くASUSやHUAWEIなどのもとで、激しい熾烈(しれつ)な価格競争が繰り広げられるなかで、TCL Alcatel(アルカテル)は10,000円という超低価格なPIXI 4を発表しました。今回はそちらのレビューをしていきます。

レビュワーレーティング

‘性能’
30%
‘電池持ち’
80%
‘ディスプレイ性能’
20%
‘カメラ性能’
40%
‘持ちやすさ’
60%
‘コスパ’
30%
‘全体評価’
40%

※レーティングは執筆者の個人の点数です。

スペック

Android OS Android 6.0
ディスプレイ 5インチ(854×480)
SoC MediaTek MT6735M
1.0GHz クアッドコア
RAM 1GB
ROM 8GB
アウトカメラ 500万画素
(ソフトウェア補正で800万画素)
インカメラ 200万画素
(ソフトウェア補正で500万画素)
ネットワーク LTE Band1/3/19/38/40
W-CDMA Band1/3/5/6/8/19
サイズ 140.7×72.5×9.5mm 169g
バッテリー 2000mAh
その他 Micro USB/イヤホンジャック

スペックは高いなんて言えません。ミッドレンジ以下のローエンドモデルとなります。

外観

まずは、前面です。ホームキー等は画面の下にセンサーキーが配置されており、バックライトはありません。また、上部にインカメラ用のライトがあります。若年層をターゲットに絞るAlcatelならではかもしれません。

PIXI 4/SHINE LITE/IDOL4のいずれにもライトがある。

ディスプレイ解像度が低いせいか、粗さが結構目立ちます。5インチFHD解像度に慣れてしまった目では、解像度の粗さがかなり気になってしまいます。また、前面の通話等で使うスピーカーが音楽等のメディア用途のスピーカーと併用されています。珍しい仕様ではないでしょうか。

背面です。流行のガラスボディや金属ユニボディではなく、価格なりのプラスチックではありますが、手にフィットする感じは悪くないと思いました。カメラは少し出っ張りがありますが、そこまで気になるレベルではないでしょう。

上下の側面です。イヤホンジャックとMicro USBポートがあります。主流となりつつあるUSB Type-Cは採用していません。

右側には電源と音量キーがあります。メッキのようなもので銀色ですがプラスチックです。反対側には何もありません。

裏ぶたは取り外し可能。電池も取り外しはできますが、国内での正規流通はしていないため、電池が減ったころに端末ごと買い替えればいいと思います。

デュアルSIM端末ではありますが、microSDカードスロットが別となっています。国内でDSDSはできないのでそこまでうれしいというわけでもありませんが…。SIMカードケースとしてはいいかもしれません。

ベンチマーク

価格なりか、言うまでも無くスコアは低かったです。AnTuTuベンチマークであれば40,000点出せるほどの端末でなければ常用するのは難しいでしょう。
また、3DMarkは計測不可能という結果でした。

ソフトウェア

メーカー独自のソフトウェアを採用するメーカーが多い昨今ですが、AlcatelはNexus等でみられる素のAndroidに近い仕様となっています。

ロック画面には好きなショートカットを置ける

セキュリティパッチは新しいもの。

特筆するような機能はないものの、Alcatelの共通仕様ということで独自のアプリストアがGooglePlay ストアのほかにもプリインストールされています。

独自アプリストアじゃないと入手できないようなアプリはあまり見受けられないですし、サードパーティーのアプリストアを利用することはセキュリティ上の観点からみても推奨できません。ただ、新しいアプリの発見には役立つかもしれません。発見したアプリをどこからインストールするかは自己責任で。

なお、通知がかなりやかましいのでお勧めはできませんが…。

画質ではなく味を楽しむカメラ

いい画像は必ずしも高画質ではありません。ボケてても、ノイジーでも、いい画像はいい画像なのです。まぁ、単刀直入に言えばPIXI4のカメラは画質はよくありません。

500万画素のカメラで撮影した画像を800万画素相当に補完してくれる機能はありますが、それでも拭え切れない画質の悪さがあります。

画面下で機能変更が可能

画質こそ悪いですが、ポラロイドモードを使うことで撮影を楽しむことができます。

撮影後に編集画面でエフェクトとフレームを選択し、日付や位置、テキスト等を挿入するとポラロイド写真のような画像を作ることが可能です。この手の機能は中々見たことがないので面白いと思いました。ただ、文字に関してはフォント的に日本語は向いていませんね。

使って感じたこと

バッテリー

電池もちはかなりいい部類に感じます。ただ、これはスペック的に使用欲が下がることや、バックグラウンドタスクが終了されるしているせいともいえるので割り切って使えばバッテリーには問題はなくとも、本気で使えばそれなりに減るのかもしれません。

タッチパネル/液晶

安価なスマートフォン特有のタッチパネルの微妙さがあります。

・画面の指滑りの悪さ
・奥まって見える液晶
・スクロールの反応の悪さ
・フリックの反応の悪さ
・視野角の低さ

価格からすれば仕方のないことなのですが、普段ミッドレンジ以上のスマートフォンを利用していれば気になるかもしれません。

特に、スマートフォンでメールやSNSといった文字主体のコミュニケーションをすることを考えている人にはお勧めできません。フリック感度を調整すればある程度は改善されますが、指滑りの悪いタッチパネルのおかげで(特に指が湿ってる傾向のある人は)文字入力に苦戦するかもしれません。

総評:典型的な安かろう悪かろう

価格の安さからみると、ほかのスマートフォンにはない魅力が生まれます。ポイント還元も考えれば実質的な価格は1万円を切って購入すること可能かもしれません。しかし、実用できる端末かといえば厳しいというのが第一印象です。もちろん、おすすめすることもできません。本当に用途を割り切るのであればいいかもしれません。ただ、その覚悟があろうと、一度は家電量販店で触れてみてください。そうもしないで購入しようものなら後悔するのは確実。安物買いの銭失いとはまさにこのことです。

中古であるのが気にならないのであれば、白ロム(キャリアから販売されたスマートフォンの中古品等)を選べばマシなものが手に入るでしょうし、ルーター用途ならHUAWEIから一万円ほどのSIMフリールーターE5577が販売されていますし、あえてPIXI4を選ぶという理由が思い浮かばないというのが実情です。

買うことを検討するのであれば、相当な覚悟が必要な製品ではある。これが私の感想です。

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