
プラスワン・マーケティング、FREETELはSAMURAIブランドの新モデル「SAMURAI REI」を発表しましたが、CPUにはMediaTek MT6753を搭載しています。
これだけ言われても性能がどの程度なのかを判断するのは難しいと思います。今回の記事では、このMediaTek MT6735がどの程度のスペックなのかを説明します。
※GPU性能については比較していません。
基本スペック
まずは基本スペックから
Android OS | Android 6.0 Marshmallow |
ディスプレイ | 5.2インチ 1920×1080ドット |
CPU | MediaTek MT6753 1.3GHz オクタコア |
RAM | 2GB |
ROM | 32GB |
アウトカメラ | 1300万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
ネットワーク | LTE/Bluetooth 4.0 LE/Wi-Fi(a/b/g/n) |
サイズ | 145.8×71.5×7.2mm 136g |
バッテリー | 2800mAh |
その他 | 指紋センサー/FREETEL UI |
5.2インチはSamsung Galaxy S7と同等のディスプレイサイズですね。CPUにはQualcommではなくMediaTek製のMT6753が採用されています。
MT6753の概要
MT6753は2015年3月2日に発表されたCDMA2000を内蔵したSoCであり、ミッドレンジ市場向けの高性能機能を搭載して設計されたチップセットになります。
Cortex-A53 64bitの8コアプロセッサーとMali-T720 GPUがベースです。Open GL ES 3.0/Open CL 1/2 APIをサポートしています。
参考;https://prw.kyodonews.jp/opn/release/201503028118/
同じCPUを搭載した機種
ZTE Blade V580・HTC Desire 828にも、MT6753を採用しています。そしてAcer Liquid Z530にはMT6735が搭載されており、それの上位CPUが、このMT6753に位置づけされます。
Benchmarkスコアは?
例としてZTE Blade V580のGeekBenchのBenchmarkスコアを載せてみます。シングルコア スコアは「620」マルチコア スコアは「2861」となりました。これをベースにQualcommのGeekBenchスコアと比較していきます。
シングルコア | マルチコア | |
MT6753 | 620 | 2861 |
Snapdragon 410 | 404 | 1230 |
Snapdragon 615 | 639 | 2376 |
Snapdragon 800 | 906 | 2722 |
Snapdragon 801 | 916 | 2867 |
※Snapdragon 410「HTC Desire 510」
※Snapdragon 615「HTC Desire 820」
※Snapdragon 800「Xperia Z1 Compact」
※Snapdragon 801「HTC One(M8)」のスコアを利用しました。
※GeekBench
Snapdragon 615~800程の性能
デバイスの環境によってGeekBenchの結果は異なってきますが、大体の指標として比べて見るとQualcomm Snapdragon 615~800程度の性能はあることが確認出来ました。
GPUに関しては、Qualcommと違うモノを搭載しているため一概に同等とは言えませんが、2~3年程前のフラッグシップモデル級の性能はあるようです。その為基本的な作業「SNS」「LINE」以外の作業もストレス無く動作することが可能であると予想出来ます。