
auは5月10日、今年の二月にMWCにて発表された「Xperia X Performance」と「Galaxy S7 edge」の二機種の自社向けモデルとなる「Xperia X Performance SOV33」と「Galaxy S7 edge SCV33」を発表しました。今回の二機種は発表会当のイベントは行われず、プレスリリースでの発表となりました。
また、二機種の発表に合わせ「3CC CA(3波CA)」と呼ばれる複数のバンドをまとめて通信する技術の運用も発表されました。理論値ではあるものの、最大で下り370Mbpsという驚異のスピードを実現可能となります。
Xperia X Performance
Xperia X Performance SOV33は、SONYのスマートフォンXperiaシリーズのフラグシップモデルです。以前までのXperia Zシリーズから一新したデザインが特徴的で、おなじみの防水機能やカメラ機能などは健在しています。また、デジタル一眼カメラαのオートフォーカス技術を活かし、被写体の動きを予測してフォーカスを合わせてくれる機能も搭載しており、よりブレなどを抑えた写真を撮ることを売りの一つとしています。
Xperia X Performance | Xperia Z5(比較用) | |
CPU | Snapdragon820
2.2GHz デュアルコア |
Snapdragon810
2.0GHz クアッドコア+1.6GHZ クアッドコア |
RAM/ROM | 3GB/32GB | 3GB/32GB |
ディスプレイ | 5インチ フルHD | 5.2インチ フルHD |
カメラ(メイン/サブ) | 2,300万画素/1,320万画素 | 2,300万画素/510万画素 |
バッテリー | 2570mAh | 2900mAh |
OSバージョン | Android 6.0 | Android 5.1
(6.0アップデートあり) |
サイズ(幅/高さ/厚さ) | 71/144/8.6mm | 72/146/7.3mm |
重量 | 165g | 154g |
CPUにSnapdragon820を採用し、RAMは3GBとフラグシップモデルの名に恥じない高スペックさは勿論、バッテリーの持ちを改善するスタミナモードや、Qnovo社と共同開発したバッテリーの劣化を防ぐ技術を世界初採用。ユーザーにとっての便利さが詰まった一台となりました。
カラーバリエーションは、ホワイト/グラファイトブラック/ライムゴールド/ローズゴールドの四色。気になるキャリアロゴは背面に小さく付いている程度。グローバル版と少し異なり、背面の下部にiPhoneのDラインのような線が入ってしまっているのは少し残念に感じる人がいるかもしれません。
発売は6月中旬を予定。価格は未定とのことです。
Galaxy S7 edge SCV33
昨年販売されたGalaxy S6 edgeの後継機となるGalaxy S7 edgeは、前モデルの残念な点を大きく改善し正統進化モデルと言っても過言では無い機種となりました。
特にカメラはデュアルピクセルという技術を採用しました。それにより素早いフォーカスや暗所での明るくノイズの軽減された画像を撮影することが可能です。更に、細かい点ではあるもののカメラの出っ張りが抑えられ、傷が付くのでは無いかと心配だったGalaxy S6 edgeよりも見た目でも精神的にも快適に使えるのが嬉しい点ですね。
更に、待望の防水対応となったため、降雨時にも安心です。もちろん、キャップレス防水なのでキャップをいちいち開け閉めする手間も不要となっています。
Galaxy S7 edge | Galaxy S6 edge | |
CPU | Snapdragon820
2.2GHz クアッドコア |
Exynos7420
2.1GHzクアッドコア+1.5GHzクアッドコア |
RAM/ROM | 4GB/32GB | 3GB/32または64GB |
ディスプレイ | 5.5インチ WQHD | 5.1インチ |
カメラ(メイン/サブ) | 1,220万画素/500万画素 | 1,600万画素/500万画素 |
バッテリー | 3600mAh | 2600mAh |
OSバージョン | Android6.0 | Android5.1(6.0へのアップデートあり) |
サイズ(幅/高さ/厚さ) | 73/151/7.7mm | 70/142/7.0mm |
重量 | 158g | 133g |
前モデルでは非対応だったmicroSDカードの利用も可能となっているため、スペックに隙の無いハイスペックモデルですね。少し残念なのはサイズが5.5インチと人によっては大きく感じられるサイズになってしまったことです。
スペック表には載ってない点でも、スリープ時に時計を表示させる「Always ON」やedgeディスプレイを活かした各種機能など便利な機能も多数搭載されているようです。
カラーバリュエーションはブラックオニキス/ホワイトパール/ピンクゴールドの三色となっており、幅広い層に受けそうなカラーバリエーションとなっています。
発売は5月19日、販売価格は税込み98,280円。発売日までに予約することでGalaxy向けに開発されたVR機器「Gear VR」をもれなく貰えるようです。
その他の機種は…?
今後も夏商戦に向けたモデルが発表されると思わます。特に、例年の流れを見ていると「LG G5ベースのisai」や「HTC10ベースのHTC J」などは出る可能性が高いのでは無いだろうかと思われます。今回の二機種を含め、今後のauから目が離せませんね!
今回発表された二機種はau SHINJUKU (東京・新宿)、au NAGOYA (名古屋・栄)、au OSAKA (大阪・梅田)、au FUKUOKA (福岡・天神)、au HAKATA (福岡・博多) にて5月11日から展示されるようなので、近くに寄ってみた際に触れてみてはいかがでしょうか。